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Tuckのコンサルティングプロジェクトが終了した。2ヶ月に渡る、中身の濃いプロジェクトだった。
ミッションとしては、クライアントであるITベンチャー企業に対して、データウエアハウス市場への参入戦略の立案と競合優位性の確立。 最終的にクライアントに提案を行ったが、授業で学んだことを実例にあてはめて考えることで、ぐっと理解が深まった。具体的には、Five Forces Model、Value Chain、Positioning Map、4Pなどのフレームワークを利用することで、クライアントのKey Success Factorsを様々な角度から炙り出すことが出来た。また、マーケティングリサーチを導入し、サーベイの結果から市場のセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを統計を使って定量的に進めていく作業は、新鮮な感覚があった。 一方で、フレームワークは万能なツールではない、ということも良くわかった。が、その制約を理解したうえで、どうしたらOut-of-box な思考ができるかを考える良い機会でもあった。 最終日にはプレゼン発表を行い、クライアントからは、感謝の言葉を頂いた。が、結局のところ、僕らが提示した案が、実際にImplementationされ、成果を生むまでは、諸手を挙げて喜ぶわけにもいかない。当然といえば当然の話であるが。 当プロジェクトでは他にも学ぶことがあった。その1つは、「複数のステークホルダーの期待を上手にマネージする」ということだった。今回の直接の顧客は、ITベンチャー企業であったが、幅広い観点で見れば、当ベンチャーに投資するベンチャーキャピタル、製品・サービスを利用するユーザー、そして、プロジェクトの評価者である教授陣もある意味、ステークホルダーに含まれる。ステークホルダーの期待を上手にマネージするには、結局のところ、コミュニケーションを通じて、相手の期待・問題を深く理解し、相手との一体感を育むという、ヒューマンなスキルが必要だったように思う。 もうひとつは、ITベンチャー企業のCEOと接することで、彼の生き様のようなものを垣間見ることができた。実際に、彼の邸宅にチームの仲間とお邪魔させてもらったのだが、ビジネスでは積極的にリスクテイキングしながらも、プライベートでは多いに人生をエンジョイするという両立の難しい2つの課題を、夢を持って実現しようとする姿勢に強く惹かれた。 一緒に取り組んだチームの5人の仲間からも多いに刺激を受けた。リーダー兼クライアントとの交渉役として、チームをひっぱってくれたJさん、僕と一緒にサーベイ作成と市場分析を担当したAさん、常に異なった角度からHealthy なDebateをチームにもたらしてくれたAさん、膨大なデータからプライシングモデルを作成したTさん、そして、陽気さとフレンドリーさでチームを盛り上げてくれたAさん。このチームはタレントが揃った、僕にとってのドリームチームだった。 この2ヶ月、共に学び合い、刺激し合い、ときに競争し合い、そして何よりも信頼というものをお互いに築きあげることが出来た、思い出に残るプロジェクトであった。
by keipa55
| 2006-06-02 23:59
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