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MBA受験生の皆様、こんにちは。
ダートマス大学のキャンパス紹介ですが、今日はその3回目です。 今回は、Tuck Hallを紹介したいと思います。前回の日記の最後に少し載せた写真でもありますが、この建物は創立当初(1900)からあるもので、TUCKの玄関口でもあります。 僕がTUCKの存在を知ったきっかけは、欧米のビジネススクールによるMBAツアー(毎年、11月頃に都内で開かれる学校説明会)に参加したときで、アドミッションの方から渡されたTUCKのパンフレットの表紙に、TUCK HALLの写真が掲載されていました。美しい建物だなと思ったことを今でも覚えています。 TUCK HALLにはアドミッションオフィス、教授の部屋、Financial Aid、広報局などが入っています。2階建てのように見えますが、地下もあわせると、全部で4階建てです。 Tuck Hallは創立から100年以上経ってますが、建物の中は、古びた感じはなく、開放感にあふれています。Tuck Hallの1階ロビーは、ホテルのそれを縮小した感じで、フロントと来客用のソファー、暖炉などがあります。フロントには、受付のおばさんがいつも座っており、訪問客の対応をしています。 昨年夏に渡米し、Tuck Hallを始めて訪れた際の僕の印象は、誰もがホスピタリティに溢れているということでした。受付の方はもちろん、アドミッションの誰もが、溢れんばかりの笑顔で出迎えてくれ、新鮮な驚きでした。(最初はその歓迎ぶりが、少々不気味でしたが・・・) ここでTUCKの良さをひとつお話しします。 それは、アドミッションにしろ、教授にしろ、TAにしろ、アクセスが良いことです。授業で分からないところや、さらに突っ込んだ話をしたいときは、生徒は教授の部屋に良く立ち寄ったりします。また、学校側が、学生に配慮し、教授や学長、訪問した著名CEOと昼食・夕食を取る機会を設けてくれます。僕は、こういった様々な機会を通じて、深い学びが得られています。 これまで、学校での手続きが官僚的だと感じたことはありません。TUCKは、学生に対するケアがとても行き届いている学校だと思います。ビジネススクールとは、優秀な教授陣を揃え、充実した学習環境を生徒に提供し、生徒を再びビジネスの世界へ送り出すために、あらゆるサービスをしてくれるところだと思います。つまり、学校にとって、生徒は大切な客です。その点、TUCKは、顧客である生徒の満足度を高めるために、その品質管理に力を割いているように思います。 最も、授業がハードであることには変わりません。学校からすれば客である生徒も、のんびりと学生生活を送ることは許されません。Tuckは、ビジネススクールの中でも、ワークロードはかなりきつい学校です。 ここで、ビジネススクールとはどんなところか、ということについて少しお話ししたいと思います。ビジネススクールの捉え方は人それぞれでしょうが、僕は、今後の人生を実りあるものにするために、自分(または社会)にとって何が最も大切なことかを、自分なりに見つけ出し、チャンスを広げていく場だと捉えています。経営の基礎体力を身に付けるのはもちろんのこと、将来のビジネスを考えたり、そのための新しい仲間を見つけたり、これまでにない発想を得たりする中で、今後の人生に必要なものを見つけ出し、じっくりと考えを深めていく場のように思います。 そういう意味からすると、Tuckは、学生のニーズに対し、いろいろと手厚いケアをしてくれる学校であり、また小規模であるが故に、生徒や教授達と濃密な時間が過せるスクールです。規模が小さいことから、なかなか日本ではその存在は知られていませんが、米国では相当評価が高いスクールであることを渡米して知りました。(生徒の中には、迷った末、ハーバードやウォートンの合格を辞退した人もいました。最も、MBAに求めるものは人それぞれで、両校とも素晴らしいスクールだと思います) 話を戻しましょう。 ビジットされる方、もしアポイントが取れればですが、1階アドミッションオフィスにある、サリー・イエーガーさんの部屋を訪ねてみて下さい。サリーはアドミッションズ・ディレクターとして7年間働き、現在はASSISTANT DEANというポジションについている、まさにTUCKの顔的な存在です。 人懐っこい笑顔でみんなを和ませてくれ、周りの誰もがSALLYを慕っています。常に学生のことを考え、いろいろと相談してくれます。(サリー・イエーガーとのインタビュー記事は、こちらのTUCK日本人サイトにあります) Tuck Hallには、この他、歴代のTuck卒業生の写真が飾られたり、創立当初から使われている教室があったりします。「Tuckはアメリカで最初のビジネススクール。でも、その歴史に何の意味があるのか」と最近考えていたのですが、General Managementのプログラムの品質を長年、維持・改良してきたことにあるのかなと思います。例えば、生徒が毎学期、教授やカリキュラムの内容にフィードバックする仕組みは、今でこそどのビジネススクールにもあるものですが、それを長年やってきた大学は何かが違うと思います。それは、卒業生の満足度や、就職の実績などに現れているように感じます。 以上です。今日はこれくらいで終わりにします。ではまた次回。
by keipa55
| 2006-01-10 23:59
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