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MBA受験生の皆様、こんにちは。Keipa55です。
前回よりスタートしたダートマス大学のキャンパス紹介ですが、今日はその2回目です。 本日お届けする画像は、ちょっと珍しいものです。TUCK創立当初のものです。 写真は、大学のアドミッションオフィスから入手しました。正確に言えば、学校の共有フォルダで探し物をしている際にGoogleでローカル検索したところ、たまたま昔の写真を見つけたので、アドミッションに利用許可を貰った、というものです。現代のテクノロジーが、古の貴重な写真を見つけてくれました。 では、さっそく参りましょう。 今からさかのぼること約100年前、ニューハンプシャー州ハノーバーのこの片田舎の街に、米国で初めてのビジネススクールとして、Tuckは誕生しました。 当時、米国は農業国家から工業国家へシフトする時期にあり、産業構造が大きく変わろうとしていました。当然のことながら、新しい時代を担う人材が必要とされ、大学院レベルでの経営の教育が急務となったわけです。そこで、当時のダートマス大学の学長であるWilliam Jewett Tuckerは、バランスの取れたビジネス教育を強く謳い、産業界で活躍するビジネスリーダーを養成することを主旨として、Tuckスクールが創立されました。詳細はこちら 上の写真は、創立間もない頃のキャンパスを空中撮影したものです。前回の写真と見比べるとお分かりかと思いますが、中心にある建物(Tuck Hall)とその前のロータリーは今でもその姿を残してます。 このロータリーは、家族のいる生徒が、朝夕、車で送り迎えしてもらうところですが、僕も妻に毎朝送ってもらってます。(深い意味はありません) それからこの建物の中には、現在僕がマーケティングの授業を受けているShapiroという教室があります。この教室は創立当初からずっと使われています。(クラスの座席は60席くらい) Tuckのキャンパスは、時代とともに拡張されてきました。今ではこの周りに学生寮(2つ)やカフェテリア、スタディルーム、ホール(諸々の学校行事や、著名CEOがTuckに講演に来た際などに使う集会場)、図書館などが並んでます。 参考:(キャンパスマップ Flash player Required) http://www.dartmouth.edu/~maps/campus/scrollable.html ※ビジットされる方、Tuckは地図の左側にあります。 では、次の写真に移りましょう。 Tuckの第1期生です。MBAという学位が誕生したのも、彼らが卒業したときだったのですね。それにしても、来ている服装、ヘアスタイルに時代を感じます。今のTuck生は、とてもラフな格好で通学します。もっともプレゼン発表のときなどは、皆、ビシッとスーツでキメテきてきますが。 なお、Tuck Hallには、第1期生からの卒業写真が廊下にずらりと飾られています。ビジットされる方、もしお時間あれば、立ち寄ってみてください。Tuckというより、100年前からの米国の文化・歴史が垣間見れる気がします。 続いて次の写真。 これは、Stell Hallというところで、学生ラウンジです。(これまでの日記で僕がStell hallと称していた場所です)中間・期末試験が終わったときの息抜きに、クラスメートと集まり、ビールやカクテルを飲みながら(Tuck Tailsと呼ばれるイベント)、ワイワイ騒ぎます。混雑振りは今でも変わりません。 これは、コンピュータ・ラボの写真。この部屋は多分もうないと思います。今のTuck生は全員、ワイヤレスのノートPC(IBM T43 Series)を持ち歩いていますから。(ちなみに、Dartmouthは、Yahooサイトで「アメリカでもっともネットワーク環境の整った大学」と評されたことがあります)七三、アフロ、ベル・ボトム、ピースマークからして、この写真は1960年代のものでしょう。 ブキャナン(学生寮)で談笑するTuck生。これからスキーに出かけるところでしょうか。Winter Sportsは、昔からTuck生に人気でした。 パソコンがこの世に登場する前の、プレゼンテーションの様子です。(1950年頃?) 当時は、パワーポイントなんてありません。プロジェクターもありません。あるのは、紙とマジックだけでした。今の世の中、僕らはテクノロジーの恩恵に預かっていますが、人間が生み出す創造性とは、実は何もないところから始まるのかもしれません。 これが今のTuckです。写真の建物はTuck Hallです。卒業式では、正面の階段に卒業生が整列し、記念写真を取ることになってます。僕も2年後には・・・ 今日はこれくらいで終わります。 それにしても、Googleのデスクトップ検索機能には助かってます。Tuckの昔の写真にめぐり合えたのも、Googleのおかげでしたから・・・。 最後におまけです。Googleページからの映像です。最初のは特に笑えました。 パソコンの音声をONにしてお楽しみ下さい。 What Old People Do For Fun... Don't work so hard ではまた次回。 >>MBA受験生の皆様 いろいろと古い学校ネタを書いてすみません。でも、就職活動と同様、出願先のことをいろいろと調べること(=相手を知ること)はとても大切なことだと思います。面接官に対する質問も、こういうところから生まれてくるような気がします。では、MBA受験がんばって下さい!!
by keipa55
| 2006-01-07 23:59
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