by keipa55
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只今、コンサル面接に向けて特訓中。
「日本のゴルフクラブ市場の売上げを伸ばすにはどうしたらいいですか?」 「日本のカラオケボックスの市場規模はどれくらいでしょう?店舗辺りの売上げを伸ばすにはどんな対策が考えられますか?」 「日本の割り箸消費量はどれくらいですか?」 これらは戦略コンサルのケース面接で聞かれる一般的な質問である。ケース面接とは、特定の企業事例について、問題解決アプローチを思考、提示するもので、面接官と1対1で行う口述試験。面接官は、応募者とのディスカッションを通して、応募者のものの考え方や見方(いわゆる論理的思考力や発想力)を評価し、コンサルタントとしての適性を判断する。詳しくは、マッキンゼーのサイト 面接について を参照) なぜケース面接か?といえば、これがコンサルタントに求められる基本スキルだからである。例えば、企業の経営者が、ある問題を抱えて困っているとする。売上げが伸びない。マーケットシェアが下がっている。○○事業に参入したいが、競合のX社がいて、苦戦している等など。コンサルタントはこの漠然とした状況から、何が本質的な問題かを特定し、経営者に解決策を提示してあげなければならない。 ケース面接では、主にちょっとした計算を伴う概算問題と呼ばれるものと、「○○市場に参入するにはどうすればいいか?」といった、もう少しGENERALなケース問題の2つがある。(実際、両者はリンクし、面接では、概算問題の結果を元に後者の問題に移ることがある) 前者の具体例を示そう。 「米国の都市Xでは、ガソリンスタンドの数はどれくらいあると推定できるか?」 ・X市の人口をざっくり約50万と見積もる(なじみのない都市であれば、面接官に概算人口を聞いても良い)。 ・平均家族構成を親2人、子供2人、1世帯辺りの車の平均所有台数を1台と仮定。 ・以上より、X市の車の台数を(500,000/4)*1=125,000台と算出。 ・1台1日平均50マイル走行し、燃費は10マイル/ガロンと考える。 ・よって、日々のガソリン消費は、50/10*125,000=625,000ガロン。 ・また、ガソリンスタンド1店につき、4つの給油機があり、1分当たり5ガロン給油できるものとする。 ・さらに、1日の営業時間12時間のうち、給油機は8割利用されているとする。 ・以上より、ガソリンスタンド1店舗辺り、12*0.8*60*5*4=11,520≒12,000ガロン/日消費することが分かる。 ・1日辺りのガソリン消費は625,000ガロンだったことより、X市のガソリンスタンド総数は、625,000/12,000=50店だと推定できる。 ※当問題は、TUCKケースブックからの抜粋 あくまで概算問題のため、厳密に数値の正確さが問われることはないが(とはいっても、最終的な数値が模範解答の上下限30%以内であることが望ましいとされる)、設定する前提条件、及び最終的な答えに至るまでのプロセスが問われる。 後者の問題のアプローチとしては、マーケティングの4P(Product, Price, Promotion, Place)やSWOT分析(Strength,Weakness,Opportunities,Threat)などのフレームワークを使うのが一般的とされる。但し、面接では、例えば4Pの枠組みにそって、ストレートにそのまま回答するのは宜しくない。相手が4PやSWOTといった用語を知らない前提で、平易な言葉で説明することが求められる。 以上が、ケース面接の概要。 僕は、TUCKのコンサルティングクラブ主催のケース講義、及び2年生の日本人留学生(現役の戦略コンサルタントやインターンでコンサルを経験した方々)によるレクチャーを受けて、大体のコツは掴むことができた。レクチャーの中で、1つ興味深い話があった。同じケース面接でも、米国と日本では若干異なる部分があるというのだ。 ・インタビューの特徴として、米国はローコンテキスト。一方、日本はハイコンテキスト ・日本の場合はロジカル・シンキングの他、最低限の知識、そしてもっともらしい仮説を設定する能力も問われる ・アメリカの場合、知識・仮説設定能力よりも適切な質問をする能力を重視。適切な質問をし適切な情報を得ることで、想像しなければいけない範囲は狭くなる 両国の文化、言語の特徴、コンサルタントに対する期待の差を表しているようで興味深かった。そのほか、聞いた情報としては、 ・ケースはつまらない話95%、面白い話5%で成功 ・ケースの要諦は、展開→絞り込み→展開→絞り込み などもあった。 また、TUCKではコンサルティングクラブが、過去のコンサル面接受験者からのフィードバックを元に、ケースブックなるものを作成してくれている。これは実に貴重なリソースで、これから面接の練習をする上で役立つ情報だ。この他、一般公開されているケース面接対策サイトとしては、VAULTがある。面接問題も戦略コンサル各社(マッキンゼー、BCG、ベイン、カーニー、ブーズアレン等)ごとに特徴があり、スペシフィックにターゲットを絞って練習することが可能だ。 とにかく、あとは練習あるのみ。僕は同期のOさんと深夜に時間を見つけては、1対1で模擬面接の練習をしている。先日、初めて彼に模擬トレーニングをお願いしたが、まだ荒削りのところがあり、初日は悲惨な目に合ってしまった(笑)。とはいえ、いきなり本番面接に望むより、実質的なダメージはないので、授業の合間を縫って、可能な限り練習しようと思う。 以下、コンサル面接対策の支援サイトです。ご参考までにどうぞ。 Insideconsulting.com Crack the case
by keipa55
| 2005-11-07 14:16
| 就職活動
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