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本日を持って、ダートマス留学記を終わります。これまでブログを読んで頂いた皆様、どうもありがとうございました。
これで最後ですので、留学を振り返って、簡単に総括します。 MBA留学は、経営の様々なファンクションを体系的に学び、幅広い分析力を習得できた点で非常にプラスになったのはもちろんのこと、将来のキャリアについて深く考える機会が増えた意味でとてもよかったと思います。同時に、この留学は、自分の感受性、価値観、他人との関係の持ち方、思考プロセスなどについて常に観察し続けた2年間でもありました。このブログの位置づけも、その観察を自分なりに多面的に捉えたつもりです。 がかといって、2年間を通じて、自分に本当の意味で付加価値が付いたかはどうかは、実際に仕事で学んだことを生かしていかないと、まだ何とも言えないと思います。というのも、ビジネススクールは所詮学校であり、顧客に責任を負うビジネスの現場ではないからです。また、米国の合理的経営思考をそのまま日本の企業社会に導入して、簡単に問題解決するはずもありません。そこには様々な知恵と工夫が必要でしょう。ただ、MBA留学で実践に近いトレーニングを受けたことで、思考の幅が広がり、多様な考え方を引き出すことが今まで以上に出来るようになり、フレキシビリティは増したような気がします。言うなれば、今後のキャリアでこれまで以上のパフォーマンスを発揮するための充電期間、それがビジネススクールで過した2年間だったと思います。 もうひとつ留学して良かったことは、ハードスキル中心でときに語られがちなビジネススクールにおいて、経営における人間の感情的な側面を興味深く学べたことです。経営者としての倫理観をはじめ、バイアスの罠に陥らないための意思決定のあり方や、人が社会・組織・個人に影響力を行使する際の是非等を深く知っていくにつれ、堅実なビジネスは正しい倫理観を排除するものではない、ということを強く認識させられたものでした。こういったことは自己の職務の範囲が限定されがちな日常の世界では、なかなか気づかないものかもしれません。その点、ビジネススクールは、むしろ自分が経営者(もしくは顧客、株主)になったつもりで物事を考えていく場ですので、仮想的にいろんなことを体験できるところのような気がします。 このように仮想的に体験するマネジメントの世界を、留学前に体験した現場の世界と比較していくことで、多面的な視点が養われていった気がします。特に僕は元々エンジニアでしたので、経営の様々なファンクションを知り、分析のフレームワークを覚え、競争優位の連鎖を作り上げていくプロセスを学んでいくことで、次第にアウトプットの質も変わってきたように思います。これをスキル的な面での変化と捉えることもできますが、むしろ心の内面の変化とでも呼んでもいいかもしれません。これまでの人生経験と直感を大切にしつつも、ちょっと違った角度から物事を考え直してみる。何か見えた、と思うことがあれば、勇気ある一歩を踏み出して、行動にあらわしていく。突破口はそんなところから生まれてくるのではないでしょうか。 長くなりましたが、今留学生活を終えて、ひとまず言えることはこういったことです。 最後に、留学をきっかけに出会った皆様、ブログを通じてお付き合い頂いた皆様、これからはお互いが別々の人生を歩んでいくことでしょうが、いずれ僕らの人生がどこかで重なる日が来るといいですね。 最も、太った体のままではお会いするのも恥ずかしいので、その前に、先日、前職の後輩から勧められた日本でも噂のBilly’s BootCampで体を絞っておこうか検討中です。つべこべ言わず、早くDVDを買って入隊?ですかね。 再見! 出発前のサンノゼにて、 Kei 拝 #
by keipa55
| 2007-06-25 23:59
| アメリカ生活
ついにこの日が来てしまった。2年間の留学生活もあっという間に過ぎ去り、今日がお別れの時。
最終日の今日は、MBAプログラムオフィスに出かけて、お世話になったサリーにお礼の挨拶をした。それから、1年生の頃、スタディグループで利用したWHITTEMORE HALLにも立ち寄った。夜遅くまでスタディグループの仲間達と課題に取り掛かり、議論を交わした場所だった。 夕方、自宅に戻り、残りの荷造りと夕食を済ませた後、子供達をいつもより早く寝かせることにした。翌朝、ボストンから飛び立つため、出発が深夜となったからである。 深夜2時。いよいよ出発の時間。 車にスーツケースを詰め込み、寝ている子供達をだっこして後ろに乗せ、最後に自宅の玄関の鍵を閉めた。もうこの家で家族と暮らすことはない。朝、Sachemの森から吹いてくる新鮮な空気を肌で感じることも、午後、Sachemの草原の輝きに見入ることも、そして、夜、勉強の合間に外に出て満天の星空を眺めることも、今日限りで全て終わりである。鍵を閉めるとき、2年間の思い出をこれで封印してしまう感じがして、辛い思いがした。 自宅を出発し、寝静まったSACHEMの集落を静かにドライブしながら、お別れをした。 夜道、ボストンへと向った。 これからまた、新しい生活が始まろうとしている。 ハノーバーを去らねばならない寂しい気持ちもある中で、徐々に将来へのワクワク感も増しつつある。ひとつは仕事、もうひとつは子供達の成長。 明日から1週間弱、最後のアメリカ生活を西海岸で家族と過ごす。まずはゆっくり疲れを取って、エネルギーを満タンにして、また新しい一歩を踏み出そう。 ![]() ![]() #
by keipa55
| 2007-06-17 23:59
| アメリカ生活
娘達もついにさよならをいう日が来てしまった。長女は、Kinder garden、次女はPreschoolのお友達と。僕と妻からは先生にお礼の挨拶をした。
次女は、学校の先生からハーモニカとクラスメートとの写真と先生からのメッセージがたくさん入ったアルバムをプレゼントに貰った。普段は絵本の読み聞かせをしながら寝るのだけれども、今日はアルバムを読んで欲しいというので、次女の学校生活の様子をアドリブで読み上げることにした。ページをめくるたび、次女がハーモニカを鳴らしてくれた。 長女は、アメリカに来る前の東京での生活も、アメリカの生活もどちらも楽しかったといってくれた。東京の生活が良かったといわれれば僕はショックだが、かといって、日本への帰国が迫っている中、アメリカ生活のほうが楽しかったといわれても、これまた困ったものである。 何はともあれ、この自然豊かなニューハンプシャーの片田舎で、彼女達が健やかに育ってくれたことを嬉しく思う。この街は遊ぶところが身近にあり、その恵まれた自然は、貴重な教育資源でもあった。冬は、スキーもしたし、Occum Pondでアイススケートもやった。春になれば、自宅前のSachemのグラウンドで、凧を作って凧揚げをしたり、身近に咲く野花を摘んでは、本で名前を調べて絵を書いたりもした。長女は毎日のように絵を書き、次女は毎日のように学校で習った歌を歌ってくれた。 幼い彼女達がこの2年間のアメリカ生活を今後どれだけ覚えてくれるか分からないが、いずれこの日記を読める年頃になったら、少しは当時の出来事を思い出してくれるかもしれない。でも、思い出というと、全てが整理されてしまって、どことなく寂しい感じがするので、思い出したことの中で大切だと感じたことを、自分なりに表現し、行動できる子になっていってもらいたい。そうすれば、思い出も現在進行形で増え続けていくことだろう。 子供達もめでたく卒業。 ![]() #
by keipa55
| 2007-06-16 23:59
| 育児、子育て
隣街のQuecheeでBalloon Festivalがあったので、家族と一緒に見学。
さわやかな青空の下、色とりどりのたくさんの気球が空に舞い、会場からは大きな歓声が上がりました。観客の子供も大人も、気球に夢を託すかのように見守ってました。 最も、気球が飛び立っていく様子は、留学生活をまもなく終える僕にとって、お別れを告げるようでもあり、とても寂しいものがありましたが。。目の前をふわふわと上がっていくひとつひとつの気球は、2年間の留学生活での数え切れない笑顔、苦労、そして、クラスメートや家族、子供達との楽しかった思い出を映し出しているようでした。 さて、20個ほど上がった気球の中で、ひときわ注目を浴びたのが、50過ぎのおじさんが乗っていた、1人乗りの気球。彼にとっては、胸がワクワクする、一大アドベンチャーなのでしょう。 そのおじさんが陽気な笑顔を周囲に振りまいて飛び立っていったように、自分もオプティミスティックなビジョンを持って、新しい仕事をスタートさせていきたいものです。 ![]() ![]() #
by keipa55
| 2007-06-15 23:59
| アメリカ生活
MBA受験時代からの友人でKelloggスクールをまもなく卒業するI君が、ハノーバーを訪問してくれることになったので、キャンパスと学校周辺を案内しながら、久々の再会を楽しんだ。
彼と初めて会ったのは、4年前の受験時代の冬、場所は渋谷にある予備校近くのドトールコーヒーの地下1階。たまたま隣の席で、GMAT Official Guidebookを勉強していた彼に話しかけたら、出身大学も学部も学科も同じで(彼は学年が2つ下)、しかも共通の友人がいることを知って、一気に意気投合した。 僕は一足先にTUCKから合格を貰ったものの、まだ子供が小さかったので、入学を1年延期したが、その翌年、彼はKelloggの合格が決まり、お互い揃って留学することになった。 留学中はお互い忙しく、連絡はメール程度で、直接会う機会はなかったが、今日久々に再会し、2年間会えなかった空白期間を埋めるかの如く、お互いの留学体験を語り合った。 卒業後、僕は日本に戻るが、彼はニューヨークにあるバイアウト・ファンドに就職することが決まった。留学中、僕はアメリカでの就職を9割方決めていて、彼は日本に戻ることで話が進んでいたから、最後の最後で全く逆の結果になったわけである。 ドトールで席が一緒じゃなかったら、彼と会えなかったのはもちろんのこと、僕のMBA留学も実現しなかったかもしれない。彼と会ったのはまさに偶然といっても良かった。 が、ドトールでの出会いは偶然ではなく、実は必然ではなかったか、と今思うのである。GMATで苦戦していたあの冬、同じ悩みを持つ受験仲間との出会いを切望する気持ちが僕らのなかにあったからこそ、あの出会いがあったのではないかと。 次回会えるのがいつになるか分からないが、今度再会したら、その日までの空白期間を埋めるかの如く、今日のようにまたいろいろと語り合うことだろう。 出会いとは偶然じゃなく必然と思って、いつも大事にしていきたいものです。 #
by keipa55
| 2007-06-12 23:59
| アメリカ生活
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