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暫くバタバタしており、ブログの更新もままならず。以下、シリコンバレーでのインターンを終えての総括です。
ハイテク企業の企画・戦略部門で過ごした12週間。終わってみればあっという間だったが、毎日が楽しく、刺激に満ち、密度の濃いインターン生活を送ることができた。 インターン先での仕事は、家庭を中心としたデジタルエンターテイメント事業を推進するにあたって、市場分析、自社の競合優位性構築、シナリオ予測などを行うもの。ビジネススクールで学んだことを実施で利活用する機会が随所にあり、観念的な理解ではなく、実践的なものとして実感することができたと思う。 焦点となったのは、デジタル化の進むコンテンツ・家電・プラットフォーム市場において、バリューチェーンの再構築を如何に他社に先行して仕掛け、競争優位を築いていくかということ。そこでは、従来の事業構造や競争のルールを新しい視点で捉え直し、関係プレイヤーへの相互作用や時間展開を丹念に分析する必要があった。 また、インターンでは、市場調査の一環として、上司と一緒に日本に1週間ほど出張する機会に恵まれた。インターン先企業の東京オフィスや提携先の総合電機メーカーを訪問して情報交換を行い、得られた知見を米国本社にフィードバックするなど、当事業の海外戦略の推進に少ながらず貢献できたのではと思う。 プロジェクト自体も意義深い経験となったが、シリコンバレーで働くことができたことはとても刺激になった。 何より大きいのは、シリコンバレーに滞在した3ヶ月の間、現地で活躍する多くの人と出会い、この地域のダイナミズムを肌で感じとることができたこと。以前のエントリーで書いたように、ここは、大学、ハイテク企業、ベンチャーキャピタルが相互に協業、補完することで、市場の好循環を作り出す仕組みがある。滞在中、とあるビジネスコンペを見学する機会があったが、そこでは新しい技術・アイデアにカネが集まり、人が集まり、幾度かのトライアルを経て、新しいマーケットが誕生していく、そんな光景を垣間見た。イノベーションとは、人(市場)と技術が交差するところに生まれてくるものだろう。 もうひとつは、この地域の文化的多様性と、働く人々の気質。シリコンバレーには、米国はもちろんのこと、アジア、ヨーロッパ、中東といった世界各地から優秀な人材が集まってくる。インターン先のオフィスでは、聞きなれない言語を頻繁に耳にしたものだが、国籍や人種、文化の違いが新しいものを生み、違いが豊かさを生むといった、文化的多様性と包容力のようなものがこの地域の発展を支えていると感じた。その包容力とはどこから生まれるのか。それは、シリコンバレーで働く人々が持つ気質、― 失敗を恐れず、新しいことに果敢に挑戦し、未来を創造していこうとする、開かれた精神とオプティミズムにあるのではないだろうか。 “開かれた精神とオプティミズム” -シリコンバレーではここから全てがスタートするような気がする。そして、この地域が作り出そうとしているのは、技術そのものというより、僕らの未来なのかもしれない。 と、そんな魅力を感じるきっかけとなったシリコンバレーでのインターンも、これで終わり。 ビジネススクールで学んだことを実施で生かせたことはもちろんのこと、将来のキャリアや自分の人生観、技術と人の共有・交流、そして社会とのかかわり方といったことについて、いろいろと考えさせられ、影響を受け続けた3ヶ月でした。
by keipa55
| 2006-09-24 23:59
| シリコンバレー
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